株券を外貨両替に役立てるという発想
円高が進んでいる。
こういう時に米ドルとか買っておくと将来の海外旅行で有利になるんだよなぁ。
手元には株券くらいしかないんだよな。
信用取引みたいな感じで外貨を買っておけるといいんだよなぁ。
円高で大騒ぎするときというのは、後からみれば「絶好の外貨の買い時だった」ということが多いものです。でも、当然のことながら100万円分外貨両替するには、100万円の日本円がないといけません。
株式投資で信用取引の経験のある方は、「信用取引みたいな感じで株券担保に外貨購入できないだろうか」なんて考える方もいるはずです。
実は、できるんです。
株券を信用取引のように代用有価証券として外貨を購入しておくことができます。勿論、海外旅行へ行くときなどにはそれを外貨として引き出すこともできます。
これは、マネーパートナーズの代用有価証券制度を使うとできます。
この制度は、株券をマネーパートナーズに預けてFX取引をするものです。FX取引=為替取引のことです。
- マネーパートナーズでFX口座開設
- 時価評価100万円分の株券を代用有価証券としてマネーパートナーズに株券入庫する
- 100万円の株券が掛目70%で評価されて70万円のFX証拠金になる
- FXではレバレッジ25倍までの取引ができるので70万円×25倍=1750万円の外貨ポジションが持てる
- 海外旅行や海外投資で外貨が必要となったときには、FXポジションを外貨現金として引き出せる
大体、以上の流れとなります。
100万円分の株券があれば1750万円分の外貨ポジションが持てます。外貨ポジションというのは「米ドル円買い」という感じのもので、120円でこのポジションを作っておくと将来外貨両替する時に1米ドル=130円となっているようなときでも、120円で米ドルを購入することができます。
いわば、将来のための外貨予約のようなものです。
当然のことながら、実際に外貨両替をして米ドル円など外貨購入をするときには日本円を用意して行うことになります。この形で為替予約に近い形にしておくことで、有利なレートを確保しておくことが可能となります。
この制度を使えば、100万円の株券で100万円分の外貨ポジションを持つというのは、簡単にできます。
注意して頂きたいのは、最高1750万円までの外貨ポジションが持てるのですが、無理をしないことです。保有したポジションに順調に利益が乗り続ければいいのですが、そういう時ばかりではありません。一時的には含み損となることだってあります。
大きなポジションを持つと、含み損が大きくなると強制的に損きりをされてしまうこともあります。その際は、FX証拠金としてある株券も強制売却されることにもなります。
この制度を安全に使うには、外貨ポジションを大きく持たないことがとても重要です。ここが円高の底という自信があっても、欲を出さずに無理のない範囲で利用することが肝要です。
2017年現在、これが一番スムーズにできるのがマネーパートナーズです。